色鉛筆画におすすめの紙
色鉛筆は、紙の種類によって仕上がりに違いがでます。
私は、いろいろな色を重ねて塗り込んだり、線や紙の目を残したりする描き方をしているので、水彩やパステル用の、ある程度粗い紙の方が描きやすく感じます。
細密描写をする場合は、ここに載せた紙より細かい目のケント紙などが良いようです。
気になる紙があったら、お試し用にポストカードサイズで購入してみるのもいいですね。
お近くに画材屋さんがあれば、四つ切(B3くらいの大きさ)一枚100円くらいからバラ売りしてもらえるものもあるかもしれません。
自分で切ることになると手間ですが、バラのほうがスケッチブックよりもリーズナブルではあります。
おすすめの紙
紙は本当にたくさんの種類があるので、いろいろ試してみて相性のいい紙を見つけてみてください。
大きさは、A4(297×210mm)やF3(273×220mm)くらいが手頃だと思います。
静物を描くには、このくらいの大きさがあった方が、ゆとりをもって描くことができます。
マルマン スケッチブック 図案印刷シリーズ
文房具店にもよく売っている、入手しやすい画用紙のスケッチブックです。
最初はこれで試してみるといいのではないかと思います。
ほどよい紙の目で、ある程度描き込むこともできます。
287×202mm(A4より小さい) 並口画用紙 24枚 S131
メーカーのページへ「マルマン」
水彩やパステルで使う紙は、それぞれ特徴があっておもしろいです。
参考までにそれぞれの紙でりんごを描いてみましたが、毎回違ったりんごを、違う気分で描いたので、紙自体の違いが分かりやすいかどうか・・・
ワトソン
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キャンソン・ミ・タント
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ヴィフアール 中目
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ヴィフアール 細目
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マーメイド
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アルシュ
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画用紙とは?
画用紙というと、広い意味では絵を描くための紙ということになります。子供さんがお絵かきする紙かな?というイメージもありますね。
画材屋さんには、練習や習作に使うための、狭い意味での画用紙が置いてあります。
鉛筆での描き込みや消しゴムにも耐えられる、丈夫な表面になっています。
サンフラワーM画などいろいろな種類があります。
水彩紙よりも気軽に使うことができます。
水彩紙の形状ついて
水彩紙には色鉛筆画にも向くものがいろいろあります。
同じ種類の紙が、様々な形状の製品として売られているので、簡単にまとめてみました。
画用紙よりも表面が丈夫で、いろいろ個性がありますので、ぜひ試してみてください。
シート
大きい紙1枚バラのことです。4等分が四つ切、8等分が八つ切になります。一番リーズナブルではあります。
スケッチブック
スパイラル綴じでしっかりした表紙なので、持ち運び、保管に便利です。パッド
一辺だけ糊付けされていて、一枚だけはがすこともできます。ブロック
四辺が糊付けされていて、水彩でたっぷり水を使っても、紙が波打ちにくくなっています。割高ですし、油性色鉛筆では使用するメリットは思いつきません。
ボード
1ミリくらいの厚紙に水彩紙が貼られているものです。私自身は使用したことはありません。バラで購入する場合
画材屋さんでは、全紙という大きなサイズで置いてある紙を、無料で四つ切、八つ切に切ってもらえるところもあります。
その時に知っていると便利な、紙の大きさや厚さについてざっとまとめてみました。
紙の大きさは、国産紙は四六判やB本判、輸入紙はそれぞれの国の規格なので、まちまちですが、おおざっぱに言えばB判に近いです。
アルシュは、それ以外の紙の半分の大きさです。
四つ切をお願いすれば、おおよそB3の大きさになります。
アルシュは半切がB3に近い大きさです。
紙の厚さには、「坪量(つぼりょう) 」という、あまり馴染みのない単位が使われています。
坪量とは紙を1m×1mの寸法にした時の1枚の重さで、単位はg/m2です。
数値が大きいほど、厚い紙になります。
ギョーカイ用語っぽくて、難しいですね・・・
次に、全紙の大きさを載せておきます。
- ●一般的な国産の画用紙
四六判 1091mm×788mm - ●ワトソン
四六判 1091mm×788mm
坪量は厚口(190g/m2)、特厚口(239g/m2)、超特厚口(300g/m2)がありますが、色鉛筆には厚口で十分だと思います。
坪量は厚口(168g/m2)、特厚口(220g/m2)、超厚口 (247g/m2)がありますが、色鉛筆は厚口で十分だと思います。
- ●キャンソン・ミ・タント
GE判 1100mm×750mm
坪量は160g/m2 - ●ヴィフアール
四六判(1091mm×788mm)
坪量は242g/m2 - ●マーメイド
四六判(1091mm×788mm)
- ●シリウス
B本判 1085mm×765mm
- ●アルシュ
中判 760mm×560mm
色鉛筆には極細目、坪量185g/m2がいいと思います。
極細目のことを「サチネ:satine」というそうなので、 画材屋さんで「アルシュのサチネ、坪量185を半切で」なんて言ったら、カッコイイかも(??)