ギャラリー色鉛筆


おすすめの色鉛筆

画材としての色鉛筆は、折れにくさを重視した学童用の色鉛筆と比べて、柔らかくて発色が良く、重ね塗りもしやすいです。

色鉛筆には油性色鉛筆、水性色鉛筆などの種類があります。
油性色鉛筆は、いわゆる普通の色鉛筆です。
水性色鉛筆は、描いた後に水を含ませた筆でにじませて、水彩画のように仕上げたりします。
私が使っているのは、油性色鉛筆になります。

メーカーによって色合い、描き味など違いますので、数本バラで買って試してみると、好みのものが見つかると思います。
お近くに画材屋さんがあったら、気軽に行ってみましょう。
色鉛筆の試し書きも出来ると思います。
私は、絵を始める前は、画材屋さんというのは、いかにも「ゲイジュツカ」という人が行くところだと思っていました。
でもなんのことはない、ふつうの老若男女がいるところでした(^^)

色鉛筆24~36色のセット

色を重ねて塗りこんでいく描き方の場合、24~36色のセットが始めやすいと思います。
混色すれば、けっこういろんな色が作れます。
後で必要になった色はバラで買い足していくといいでしょう。
以下、私が使ってみた範囲で、比較した感想など書いてみました。

「トンボ 色辞典」

トンボ色辞典

色鉛筆画を始める前に見た目に惹かれて買って以来、主にこちらを使ってきました。
忘れな草色、菖蒲色、カワセミ色など、色名が素敵です。
名前の通り、自然界にあるような微妙な中間色が揃っているので、雰囲気のある色合いで描けます。
混色も十分しやすいです。
描き味は少し固めになります。

セットの色見本など詳細はこちらのページにまとめました。
「トンボ色辞典」のページへ

「ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆」

ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆

「色辞典」をだいぶ使いこんできたので、こちらの24色セットを購入してみました。
静物・風景など西洋絵画的な絵を混色して描くための基本的なセットだと感じました。
描き味は硬すぎず柔らかすぎず、中庸の印象です。
透明感があって、混色がきれいにできます。
深みのある色合いで、色乗りもよく、個人的にはかなり気に入ってます。

セットの色見本などの詳細はこちらのページにまとめました。
「ファーバーカステルポリクロモス色鉛筆」のページへ

「ホルベイン アーチスト色鉛筆」

ホルベイン アーチスト色鉛筆

以前からバラで何本か、鮮やかな色やグレーなどを持っていましたが、改めて36色セットを購入してみました。
「ポリクロモス」よりも明るい澄んだ色が多い印象です。
描き味はさらに柔らかく、ねっとりした感触で厚塗りしやすいです。
「ポリクロモス」より不透明な感じがありますが、混色はしやすいです。
大人の塗り絵(コロリアージュ)に使うのも楽しめそうです。

36色セットの色見本など詳細はこちらのページにまとめました。
「ホルベインアーチスト色鉛筆」のページへ

「ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆」と「ホルベイン アーチスト色鉛筆」は、耐光性の度合いを色別に星の数で表示しています。
お部屋に飾る絵を描くときには、色褪せしづらい色を選ぶようにするといいですね。

暖かいグレーと冷たいグレー

ポリクロモスとホルベインには、茶色がかった暖かいグレーと青みがかった冷たいグレーがあります。
暖かいグレーはどちらもウォームグレー、冷たいグレーはポリクロモスはコールドグレー、ホルベインはクールグレーという名前で、それぞれ6段階もあります。
暖色系の色を暗くしたいときはウォームグレー、寒色系の色を暗くしたいときはコールドグレー・クールグレーを使うと、元の色を濁らせずに描けます。
白いものを描くときにも何本か持っていると描きやすくなります。

色鉛筆の安全性について

大人用の色鉛筆は、発色・耐光性を重視して、多少毒性のある顔料を使用している色もあるとのことです。
顔料がついた手でおやつをつまんだり(笑)、お子さんが舐めてしまったりといったことには注意が必要です。
色鉛筆の安全な使い方 ホルベインのページへ

大人用とは別に、子供用には口に入っても安全な製品もあります。
子供用の色鉛筆についての詳細は次のページです→

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